パルプ射出成形技術の研究開発

パルプとでんぷんなどの紙素材を用いて射出成形をすることにより、プラスチック代替を目指す環境低負荷の成形品を実現することができる。本研究では、3次元立体形状の紙素材成形体を実現するパルプ射出成形(PIM;大宝工業(株)開発)について、未解明な成形過程と成形現象を新規計測方法により系統的に解析し、工程の大幅な合理化と改善により成形技術としての確立を図ることを課題とする。これまでに、PIM材の流動特性評価を行うとともに、得られた成形品の内部構造について検討した。さらに、ハイサイクル化について検討し、最適成形条件によって大幅な時間短縮が可能であることを実証的に明らかにしている。

       Pulp injection molding(PIM)